2021年9月2日(木) 9:00~18:25 ONLINE
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09:00▶09:10 |
開会挨拶
GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社 代表取締役社長/JAIPAクラウド部会 部会長 青山 満 氏 |
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09:10▶09:50 |
■総務省 「マイナンバーカードの機能のスマートフォン搭載について」
マイナンバーカードに格納される電子証明書(公的個人認証サービス)は、近年、行政・民間の様々な分野において本人確認等の手段として活用が進んでいますが、新型コロナウイルス感染症の対応を通じて課題が顕在化したため、現在その利便性を抜本的に向上させることが求められています。この対応策の一環として検討が進められているのが、マイナンバーカードの機能(電子証明書)のスマートフォン搭載です。「スマホひとつで行政手続」を実現するとともに、民間サービスも含めた公的個人認証サービスの更なる利用・普及に貢献することが期待されています。
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09:50▶10:05 |
■プラチナスポンサーセッション 「DCインフラに革命は再来するか? ~ SmartNICネットワークの民主化」
Software-Defined化が加速した2010年代のデータセンターインフラ。そして2020年代はGPUによる「AIの民主化」を始め、プラットフォームに新たなテクノロジーの波が押し寄せています。本セッションでは、昨今米国の各メーカーが共同開発を進めている「Smart NIC」による新しいデータセンターネットワークについて、具体的な市販製品を例に挙げて解説いたします。
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10:05▶10:45 |
■経済産業省セッション/デジタル人材の育成 「デジタル時代に求められる人材とは」
社会のデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めるためには、それを支えるデジタル人材が必要不可欠である。しかし、日本ではデジタル人材が不足しており、先端技術を担う人材の育成・確保が急務となっている。DXの実現に向け、どのような人材が必要とされるのか、人材の育成・確保にはどのような取組が必要なのか、デジタル人材に関する現状の課題と対策について考える。
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10:45▶10:55 |
休憩 |
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10:55▶11:35 |
■デジタル庁 「デジタル庁の役割とその目指す方向」
誰一人取り残さないデジタル社会の実現をめざし、政府のデジタル政策の司令塔として9月1日にデジタル庁が設置される。デジタル庁は、政府の情報システム予算の一元化や地方団体の業務システムの標準化、デジタル手続きのインフラとなるマイナンバーカード(公的個人認証)の利用局面の拡大など広範な施策を担うこととなる。本講演では、デジタル庁の役割とその目指す方向を明らかにする。
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11:35▶11:50 |
■プラチナスポンサーセッション 「エッジコンピューティング時代に適した、 k8sのための包括的なデータサービスプラットフォーム Portworx」
2020年9月に発表された Pure Storage による Kubernetes 向けデータ統合プラットフォームである Portworx 買収は、Pure Storage にとって過去最大の買収となりました。Portworxは、米国を中心に既に100社以上の採用実績(内80%以上が既に本番環境で運用中)を持ち、ミッションクリティカルな環境でお使い頂いております。本セッションでは、どのように大規模ミッションクリティカルなコンテナ環境が実現可能か、またPortworx の特徴である「Any Kubernetes Distribution」「Any Standard Storage」及び、同期型レプリケーション機能などの特徴を生かしながらコンテナを使ったエッジコンピューティンにおける利用方法などを、ご紹介させて頂きます。
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11:50▶12:20 |
■スーパーコンピュータ 『スーパーコンピュータ「富岳」性能ランキング1位までの道のり!』
スーパーコンピュータ「富岳」は、社会が抱える問題や科学技術分野の課題解決への貢献を目的に、理化学研究所と富士通が共同で開発・導入を行いました。「富岳」はスーパーコンピュータ性能ランキングTOP500, HPCG, HPL-AI, Graph500において3期連続で第一位を獲得した史上初のスーパーコンピュータです。本講演では、「富岳」の開発に携わった立場から、「富岳」システムのハードウェア・ソフトウェアの概要、開発や製造作業の様子等の性能ランキング一位をとるまでの道のりをご紹介します。
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■脱ハンコ 「急伸するクラウド型電子契約、利活用の実情と課題・今後の展望について」
コロナ禍において「押印のための出社」が大きな社会課題となり「脱ハンコ」の気運が急速に高まっている。 これにより日本の押印文化は100年に1度の変革期を迎え、クラウド型の電子契約が大きく注目を浴びている。 クラウド型電子契約とはどのようなものか、またその利活用状況と課題、 今後の展望について、SMBCクラウドサイン(株)設立2年の軌跡と共に解説する。
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12:20▶12:30 |
休憩 |
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12:30▶13:00 |
■プラットフォーマー 「プラットフォーム問題のこれまで、そして、これから」
データがビジネスの競争力を決定づける時代となったが、海外プラットフォーム事業者によるデータ独占は止まらない。これに対し、日本の産業政策や競争政策、消費者政策は十分に機能してきたといえるのだろうか。プラットフォーム問題に対する霞が関の約10年間の取り組みを振り返り、特定PF透明化法成立までの舞台裏や、今後の規制への期待と課題を考える。
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■オフィス移転 「2021年のオフィストレンド予測」
コロナによるオフィス市況の変化と多様化する働き方に対する各企業のオフィス戦略の実態。今の時代に求められるオフィスの在り方と2021年のオフィストレンド予測。
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13:00▶13:15 |
■プラチナスポンサーセッション 「マルチクラウド時代のインフラストラクチャの最適解」
Software-Defined化が加速した2010年代のデータセンターインフラ。複数のパブリッククラウドやプライベートクラウドを用途によって使い分けるマルチクラウドが一般的になりました。その中でオンプレミスのデータセンターやプライベートクラウドのインフラストラクチャーに求められる要件も変化しています。マルチクラウド時代のインフラストラクチャーはどうあるべきか、何が最適解なのかを考察します。
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13:15▶13:45 |
■医療イノベーション 「クラウド医療のDx:XR(VR/AR/MR)・テレプレゼンス・オンライン医療」
医療先端技術開発を担う経営者として、技術革新を見据えた未来の医療健康社会像について展望する。近年の情報化社会の進歩により、あらゆる個人医療情報はデジタル化され、健康診断から医療行為に至るまでクラウドが活用され共有されている。特にレントゲンなどの画像情報は、VR仮想現実/AR拡張現実/MR複合現実などの技術を活用し、立体的、空間的に表現され、 医師の診断治療技術の向上やシミュレーション、トレーニング、教育などに活用されている。また仮想空間を利用した遠隔医療や、地域医療支援、医療者の生涯教育でも、ユーザー実体験を直感的に共有することで、新たなコミュニケーションを生み出している。これら時間と空間の制限を超えた、革新的な医療Dxの現場から、ビジネストレンドや未来を語る。
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■量子コンピュータ/量子インターネット 「量子コンピュータと量子インターネットがある世界」
本格的な量子技術時代には、量子情報の汎用計算機として量子コンピュータが、汎用広域通信網として量子インターネットが利用されるだろう。両者は、いわゆるデジタル情報を扱う現行情報技術では原理的に不可能な情報処理を実現し、産業・社会・科学の発展を支えていくと目される。最近世界的に急速に研究が盛り上がっている量子インターネットは、分散量子情報処理や量子センサーネットワーク、さらには攻撃不可能な通信セキュリティやプライバシー保護されたデータ処理などを実現できることがわかっており、量子コンピュータと同様に新時代の競争力の源泉となると期待される。本講演では、量子コンピュータと量子インターネットについて概説したのち、これらとインターネットが併用される未来や、実現に向けて情報技術分野が果たさなければならない役割について議論する。
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13:45▶14:00 |
■プラチナスポンサーセッション 「二極化するDX 生き残るために企業がとるべきアクションとは」
各企業においてDXの必要性を掲げる中、目の前の対応を合理的に取り組もうとする組織活動が「DX推進の壁」となり、変革に「取り組める企業」と「取組めない企業」の二極化が進んでいます。また、慌ててシステムをクラウド化したことにより、運用負担の増加やデータが脅威に晒されるなど、「DXによるデメリット」を受けてしまう事例も多発しています。コントロールできない環境変化に対し、ゴールを更新し続け、変革に必要な「誘因」を組織へ与えるために取るべき行動について考えます。
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14:00▶14:30 |
■セキュリティ 「あるCSIRTの戦い 中国ハッカーとの攻防」
セキュリティインシデントに対応する「CSIRT」(シーサート)は、外部からのサイバー攻撃に立ち向かう特命チームだ。だが、その実態はなかなか表に出ることがなく、活躍が報じられることも少ない。陰になり時には日向になり、組織を支えるプロ集団はその時、何を考え、どのような行動を起こしたのか。長期にわたる取材で浮かび上がった、あるインシデントを通じてお話しします。
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■脱ハンコ 「2025年のデジタルID社会とは ~電子契約No.1事業者が見る、ニューノーマル時代の新たな社会基盤とは~」
昨今様々な業務のDX化により、オンライン上で本人を特定し、安全かつ簡便に取引を行うための手段として「デジタルID」が不可欠となってきている。今後マイナンバーカードの普及が急激に進み、重要性が更に増す中、世界展開する唯一の国産認証局を内部にもつ同社より、電子契約で培った実績を踏まえニューノーマル時代の新たな社会基盤として何が実現できるのか、次なるビジョンを解説する。
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14:30▶14:40 |
休憩 |
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14:40▶15:10 |
■ICT・セキュリティ 「日本における ICT & セキュリティ技術の生産手段確立と産業化の実現」
日本は 20 世紀に多くの人々が様々な産業分野で海外の技術を吸収し、研究開発を進化させ、世界トップになりました。ICT 分野においても今後これが可能です。そのためには、高度な物事を思考することを可能にする方法や、色々な試行錯誤をするための環境が必要です。けしからんいたずらを行なうことも必要です。情報セキュリティルールや、高度な試行錯誤を阻害するポリシーについても改善をする必要があります。これにより、日本人は、世界一の品質のコンピュータ、ネットワーク、セキュリティ技術を作ることができるようになり、世界中で使われるようになり、諸問題が解決することになるのです。
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■チームビルディング 「異能同士を組み合わせ最強のポケモンマスターになるために 〜優れた可能性を持つ“個”の心を孤立させるな!みんな違うからこそ最高のプロダクトは生まれるマル秘チームマネジメント術〜」
最初の3匹のポケモンを選ぶところから、人生は選択の連続です。ポケモンと同じで、実はソフトウェア開発の現場においても全く使える”わざ”が違う訳です。野生のポケモンを手懐けるのと同様、個性が違いすぎる彼らをどうやっていがみあうのではなく強みを活かしあえる最高最強のチームに仕上げていくのか、プロダクトの現場に20年携わってきた七色のポリゴンを繰り出すと揶揄されるポケモンマスター、もといプロダクトマネジメントマスター”トッキー”こと常盤木龍治が、その秘訣をお伝えします。
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15:10▶15:25 |
■プラチナスポンサーセッション 『「New Normal」時代に求められるクラウド戦略とは ~変化に強い、勝ち抜くIT実現のために~』
これまで「DX」(Digital Transformation)は、多くの企業にとって中長期の成長性戦略としての取り組みでした。しかしITを取り巻く環境は激変し、New Normal時代を見据え、「DX」の実現はビジネス回復における最優先課題となりつつあります。このセッションでは変化に柔軟に対応し、新しいビジネス創造に貢献するための新たなITサービス基盤の実現ポイントを「ハイブリッドクラウド」という世界を交えてご紹介します。
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15:25▶15:55 |
■デジタル時代のユニバーサルデザイン 「デジタル社会に求められるユニバーサルデザイン」
ICT機器のアクセシビリティが向上したことにより、障害のある方にとってもインターネットの利用は当たり前となっています。一方で、Webサイトのアクセシビリティが整備されていないことや、制度やルールの壁により、障害者がデジタル化の恩恵を十分に享受できていない現実もあります。SDGsやESGの観点からも、障害者視点でデジタル化を考えることが必要です。これからのデジタル社会に求められるユニバーサルデザインの取り組みをご紹介します。
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■都市計画 「アフターコロナ時代のまちづくりと都市・地域デザイン」
都市は、成長から成熟、そして縮小時代に入った。人口減少、地域経済の衰退、超高齢社会、頻発する大規模災害、そして、新型コロナウイルス感染症の拡大。社会情勢が大きく変化する中、都市計画や地域デザインのあり方も、新しい時代への対応が求められている。住まい、防災、移住、観光、公園、道路、景観、コミュニティ、シビックテックなど、都市や地域に関する最新の動向を紹介し、未来のまちづくりを見据えた問題提起を行う。
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15:55▶16:05 |
休憩 |
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16:05▶16:35 |
■学校教育 「15歳に多様な選択肢を 〜人間の未来を変える神山まるごと高専の挑戦〜」
神山まるごと高専(仮称・設置構想中)は、2023年4月開校予定の私立高等専門学校です。学校のミッションである、「テクノロジー x デザインで、人間の未来を変える学校」を実現するため、ダイバーシティー&インクルージョンを学校教育に取り入れようとするなど、新しい学校の姿を模索しています。今回は、本校の取り組みをお話しします。
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■サイバーセキュリティ経営ガイドライン 「サイバーセキュリティ経営の実現に向けた政策について」
グローバルサプライチェーンに関わる企業は、脅威の進化を踏まえて、セキュリティ管理の強化と継続的な運用が必要となっています。その一方で、数多くの企業において、セキュリテイ人材の確保・育成や外部からの脅威に対して適切な対処が出来ていない場合があります。ここでは、サイバーセキュリティ対策を経営課題として抱える企業を支援する施策の概要と取り組み状況について概説します。
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16:35▶16:45 |
休憩 |
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16:45▶18:15 |
■経営者パネルディスカッション 「クラウド事業の経営者が見ていたクラウド誕生からの10年と今後10年について」※トラックAのみで配信いたします。
ホスティング、ハウジングといった用語からクラウドという用語が使われだしたのは2010年代初頭でした。 その後、クラウド・ファーストといったバズワードも登場し、ホスティング、ハウジングよりクラウドを使うことが一般化していきました。 遷移の後半では、クラウド・マストといった言葉も使われていました。今では、わざわざ使う必要もないほどクラウド利用が当然になっています。 その間にAmazon、Microsoft、Googleといったハイパージャイアントが国内データーセンターでAWS(2011年)、Azure(2014年)、GCP(2016年) のサービスをそれぞれ提供開始しました。 このような時代背景のなか、ホスティング、ハウジング事業をやっていた企業の経営者はなにを感じ、事業のポートフォリオ戦略をどう変えてきたのか、 今後、どのような方向で進んで行こうとしているのか、といった話を聞くことにより、日本のICTはどのように変遷していくのがいいのか、 そのヒントなるパネルディスカッションにしたいと思っています。(ファシリテーター 宮内正久)
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18:15▶18:25 |
閉会挨拶
さくらインターネット株式会社 代表取締役社長/JAIPA常任理事、クラウド部会 副部会長 田中 邦裕 氏 |